
これは、家にあるカメラの中で一番長い間持っているものだ。ボクが中学生のとき父から貰ったニ眼レフで、どこかで中古のを廉く買ったものをくれたんだと記憶している。
そういえば10日ほどまえが父の命日だった。当日もシゴトで忙しい一日で、ふと命日だと頭の片隅で思い出したけれど特段の供養もしていない。それだけ橋の下をたくさんの水が流れたからだ。
レンズが曇っているは、フォーカスのヘリコイドがガタガタに緩んで光線漏れはするはで、オブジェ状態なのだが、何回かの引越しでも無くならず手元にある。思い出の品だからというのもあるけれど、ボクが随分長いこと写真に関わってきているその出発点になったカメラだから。
おそらく4~5年使ったところで光線もれして、その後は使っていない。その頃はすでに一眼レフの時代でぼくも家にあったペンタックスを使い出した。
このブリキ細工のような手触りのヤシカの二眼レフを修理しないのは、ボクが実用した結果壊れてしまい、でも新しい35mm一眼レフに乗り換えたということの流れで、いまオブジェになっているからだ。
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