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SHIN'S PHOTO GALLERY

写真とその周辺について書きます

写真のなかの猫のはなし

今月、大阪では猫にまつわる展示が18のギャラリーで開催される(既に会期終了のところも)という。
http://maps.google.com/maps/ms?ie=UTF8&hl=ja&msa=0&msid=213252577396333719827.00049ced6885d97ab57ee&ll=34.693921,135.513268&spn=0.053069,0.056047&z=14%3Cbr

ボクは時間の関係もあって、普段あまり猫の展示をしていないギャラリーを中心に3箇所観てきた。ギャラリー・アビィ、BEATS GALLERY、gallery maggotの3軒で、すべてグループ展示であったが、いずれも良い展示が多かった。
ボクが考える良い展示というのは、写真に猫が写っていて「その猫がカワイイ」というものではない。何故かと言うと、だいたい猫は本来カワイイものだ。だから大変乱暴な言い方だけれど、現在のオートマチックカメラを普通に猫に向けて複写するように撮影すれば、写真の中の猫はそこそこカワイくなるだろう、というのがボクの解釈だ。
ボクが考える良い展示(写真)は、画面に猫が写っていようがいまいが関係ない。いい写真はいいと思うしそれほどでもないと思うものはそれまでだ。また、カワイイ猫の写真が悪いと言っているのではない。例えばマゴットで展示されているseiryu-さんの写真は猫がカワイくていい写真だっし、しばさんのは猫はあまりカワイくないけどカッコイイ写真だった。
猫の写真展というならば、最低限「写真」になっているのを観たいとボクは思う。公募による企画展というものは、ギャラリー側で「足切り」というものは期待できない。ということは、参加する側が自分の写真に対し、本当にこれでいいのかと真剣に検討する必要が出てくるということだ。

猫の写真で企画を打てば、大変な数の来廊が見込めるのだそうだ。そして現実にそれは事実なのだ。だからといって、猫の写真といっても何も特別なことはないと思う。ギャラリーの壁に提示される以上、一個の写真として評価されるのが普通のことであり当然そうあるべきだと思っている。
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